こどもの広場 2022年

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10月

テーマ「木の実」
美味しいものがいっぱいの秋ですね。
動物たちのごちそうの木の実がたくさん実る季節でもあります。
わたしたちにとっても木の実ってなんだか魅力的。
そこで今月は木の実が出てくる絵本を選んでみました。

  • カルアシ・チミーのおはなし
  • ビアトリクス・ポター/作・絵福音館書店
  • リスのチミーとチミーの奥さんのカアチャンたちは冬にそなえてくるみを集めています。 ところが森で一番の忘れん坊の銀色しっぽのうっかり行動から、リスたちのあいだでケンカがはじまってしまい…。手のひらサイズの絵本で、自然や動物をリアルさとユーモアをまじえて描いたピーターラビットシリーズの絵本。
  • どんぐりと山ねこ
  • 宮沢 賢治/作  徳田 秀雄/絵講談社
  • ある土曜日の夕方、一郎に山ねこから“裁判をするからきてほしい”という、ヘンテコなはがきが届きます。はがきには裁判がいったいいつどこであるのかも書いていなかったのですが、うれしかった一郎はつぎの日の朝、くりの木や、きのこたちに山ねこを見かけなかったかたずねながらひとり出かけていきます。光り輝く秋の黄金色の絵もとてもすてきで、宮沢賢治の不思議な世界に自然とひきこまれます。大人にもおすすめ。
  • 木の実とともだち
  • 松岡 達英/構成 下田 智美/絵と文偕成社
  • 森の木たちの声にさそわれて、女の子と動物たちは木の実さがしにでかけます。 いろんな木の実のしゅるいや、食べかた、遊びかたがかわいらしい絵と細やかな説明文で描かれていて、ストーリーもあるずかんのような絵本です。ながめていると森や林に遊びに行きたくなりますよ。