こどもの広場

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5月

テーマ「生きる」
小学校低学年ごろは、死について考える年齢です。自分や大切な人の死が怖くなったりします。年を取ること、やがて死を迎えることをあたたかに伝える、実際に私が1年生のころ、担任や教頭先生に読んでもらって、心に残った絵本3冊です。

  • とっときのとっかえっこ
  • サリー・ウィットマン/ぶん カレン・ガンダーシーマー/え   谷川 俊太郎/やく童話館
  • バーソロミューおじいさんとあかちゃんネリーはお隣さん。バーソロミューは毎日ネリーをさんぽに連れて行きます。年月が経っても二人は変わらず一緒だったけれど、年取ったバーソロミューは車椅子に乗るようになりました。年の離れた仲良し二人のとりかえっこのおはなし。
  • わすれられないおくりもの
  • スーザン・バーレイ/さく え 小川 仁央/やく評論社
  • 動物たちに頼りにされていたアナグマが、死んでしまいました。悲しみが動物たちの心に広がります。けれど、アナグマが残したものは、悲しみだけではありません。みんながアナグマからの「おくりもの」を分け合う、胸が温かくなるおはなし。
  • 100万回生きたねこ
  • 佐野 洋子/作・絵講談社
  • 100万回も死んで、100万回も生きたねこ。ねこをかわいがった全員が泣いても、ねこは泣きません。ねこにはたくさんの人生があって、けれどもいつも先に死ぬのはねこだったのです。ある時、ねこは白ねこに恋をします。自分より大切なものができたのは、初めてでした。愛情に気づく物語。