ティーンズコーナー おすすめ本の紹介
5月
新年度が始まりました。今回は「新たな出会い」をテーマに本を選んでいます。すべて皆さんと同じティーン世代が主人公の物語となっています。気になった本がありましたら、ぜひ読んでみてください。
- 王妃の帰還
- 柚木 麻子 （実業之日本社）
- 中学生の範子は、仲良しグループで地味ながらも平和に過ごしていた。しかし、クラスのトップから陥落した“王妃”滝沢さんを迎えたことにより、グループの調和は崩壊する。範子たちは穏やかな日常を取り戻すため、行動を開始するが･・・。 「こういう子いるよね」と納得する、リアリティある登場人物たち。ぜひ女子の皆さんに読んで欲しい作品です。
- ビッグTと呼んでくれ
- K.L.ゴーイング （徳間書店）
- 自分に自信の持てないトロイが偶然出会ったのは、学校の有名パンクギタリスト、カート。カートから一緒にバンドを組もうといわれたトロイは、はじめてできた友達のために必死でドラムの練習を始めるが・・・。 アメリカ・ニューヨークが舞台の作品。音楽を通して、自身を取り巻く様々な問題と向き合う主人公の物語です。「どうせ自分なんか」と思っている方、次読む本はこれにしませんか。（出版社にて品切れ重版未定）
- 鷹のように帆をあげて
- まはら 三桃 （講談社）
- 中学１年生の理央は、親友と一緒にペットショップで見つけたちいさな鷹・モコを育て始める。空高く飛ばすことを目標に訓練を始めるが、ペットショップで育ったモコはなかなか上手く飛べなくて・・・。 やりきれない想いを抱える主人公が鷹との関わりを通して、成長していくお話です。九州の方言で書かれた会話があたたかみを感じさせます。