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ティーンズコーナー おすすめ本の紹介

4月

今回のテーマは「天体」です。昨年は皆既月食やいくつかの流星群が見ごろでした。今年は5月31日ごろに火星の接近が楽しめるそうです。星空は太古の昔から輝き続けており、人々は祈りを捧げ、神話を創造し、時を作ったりと私たちの生活には欠かせないものでした。また、星は宇宙という未知への世界を実感させてくれると同時に、未知の世界への憧れの象徴でもあります。神秘的な世界観は人々の心にロマンスを芽生えさせてくれるでしょう。何かと忙しい現代ですが、晴れた日は星空を見上げてみてはいかがでしょうか?

  • アンナの土星
  • 益田 ミリ/著  メディアファクトリー(㈱KADOKAWA、角川書店)
  • 等身大の女性を描いた人気マンガ家の著者による初の小説作品。星が大好きな大学生の兄を持つ14歳のアンナ。兄から聞く宇宙の話が大好きだった。星と星座の関係を身近な人間に置き換え、家族、学校、友達から生と死まで生きることの本質にせまるお話です。平凡こそ幸せ、退屈だけど沢山の愛情があふれているんだと思える1冊です。
  • 紙コップのオリオン
  • 市川 朔久子/著  講談社
  • 主人公は中学2年生の男の子。母親、血の繋がらない父親と妹の4人家族。ある日、突然母親が書き置きを残して出ていってしまった。母親がいないからこそ主人公は考え続けた。家族の愛情とは何なのか?自分とは何なのか?まわりに教えられて主人公が成長する物語が、リズミカルでテンポのよい、爽やかな文章で表現されています。
  • 星の声に、耳をすませて 15歳の寺子屋
  • 林 完次/著  講談社
  • 写真家、天文作家である著者による、星や天体、自分自身のことについて書かれた作品。星と風景が一体となった詩情豊かな写真や天体に風景を取り込んだ独自の視点で描いているのが特徴です。コツコツと探求し、誠実に星と向き合うことで見えてきた、人生との付き合い方を伝えてくれます。